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30代・40代になると人はもう変われない、という固定観念からの解放。
大人になっても知性は発達する。

人間の能力が変わらないと決めつけ、優秀な人材を採用することしか考えない
リーダーに対するダメだしでスタートします。
まさに自分も、「30過ぎたら変わらないよね〜」派だったので刺激的でした。

知性は単に頭がいいという概念とは別、IQも関係ない。
下記3つの段階

①環境順応型知性(Socialized Mind)
(チームプレーヤー・忠実な部下・大勢順応主義・指示待ち・依存)

②自己主導型知性(Self Authoring Mind)
(課題設定・導き方を学ぶリーダー・自分なりの羅針盤と視点・問題解決志向・自律性)

③自己変容型知性(Self Transforming Mind)
(メタリーダー・学ぶことによって導くリーダー・複数の視点と矛盾の受け入れ・問題発見志向)

リーダーの中で、②に到達する人が約3分の1、③に至っては1%。
③に変革していくために、変革をはばむ免疫機能を免疫マップとして整理しています。

免疫マップを作成する目的は、適応を要する課題に対して技術的な解決策を振りかざすのではなく、
適応を通じて対処するよう促すこと。

免疫マップの4項目。
1 改善目標
2 阻害行動(改善目標の達成を妨げる要因)
3 裏の目標(心の声)
4 強力な固定観念

この裏の目標は鋭い!と思いました。
例えば「自分のやり方でやりたい」「あらゆるものに自分の指紋を残したい」「みんなに好かれたい」
「誰にも依存したくない」等々、自分にも心当たりあるフレーズが連発でした(笑)

改善目標で大切なことは「一つのおおきなこと(ワン・ビッグ・シンク)」
最も改善すべき点を一つの大きなことに絞り込むことの重要性にとても共感。
アインシュタインの言葉「問題を正しく定義することは問題を解くことと同じくらい重要」

古いリーダーシップ観として取りあげられているのが、よきリーダーであるためには
自分たちのビジネスの核をなす活動に直接関わらなくてはならないとする考え方。

これが良く言われる権限委譲できない部分。

このように、あらゆる仕事を処理したがるのは、スーパースターでありたいという願望。
二重の幻想を思い知りました。
一つは自分自身でやるのが唯一の方法だという思い込み
もう一つが、ものごとを一番うまく実行できるのは自分だという思い込み 

免疫マップを整理すると、第4枠の強力な固定観念が第3枠の裏の目標を生み出し、
その裏の目標が第2枠の阻害行動を突き動かし、その阻害行動が第1枠の改善目標の実現を
妨げている、という図式。

これからの時代に最も成功を収めるのは、変革をはばむ免疫機能をくつがえす方法を
身につけたリーダーと組織だろうと明言しています。

まずは、大人でも知性を発達させられると、メッセージを発信していきましょう!  
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