IMG_0265

Q思考のQuestionは日本語の「質問、疑問、問い」
を含めたもの。このQ思考の素になるのが美しい
質問。質問、疑問には子どもの目が必要。

アインシュタインは4歳の時にコンパスがなぜ北を
向いているのか不思議に思い、それ以降好奇心が
神聖なものとなり思考を重ねた。

イギリスの4歳女児が母親にする質問は1日390回

01 美しい質問

物事を受け止める、考える方法を変えるきっかけと
なり、野心的で実践的な質問

02 美しい質問3つのアプローチ

「なぜ?」「もし〜だったら?」「どうすれば?」

03 行動しなければ疑問はただのぼやき

発明家マーク・ノーナン
自分で解決しようと行動しなければ疑問はぼやき

04 問いを促す推進力


「自分が何を知らないか?」に気づく

05 拡散的思考

・ところでこれについて違う考え方をしたらどうか
・想像力を刺激し、互いに脈絡のない様々な連想を
 たびたび想起し創造力の源泉となる

06 質問するには「謙虚と自信」が必要

・知らないことを潔く認める謙虚さ
・他人の前で無知を認められるほどの自信

07 イノベーションとの関係

イノベーションは時間をかければ答えられそうな
新しい疑問を見つけ、つくりだそうという行為

08 疑問からはじまるイノベーション事例


・ネットフリックス(リード・ヘディングス)
 ビデオレンタルの遅延金、なぜこんなに払うの?
 スポーツクラブのように月会員制にしたらどうか

・ポラロイド(エドウィン・ランドの3歳の娘)
 写真ができるまでなぜこんなに待たされるの?

・ピクサー
 アニメはもっとかわいくできるのではないか?

09 連続習得(シリアル・マスタリー)


・自分を常に状況に適応させていく必要性が増す
・知っていることを次々更新し、学び続ける人に

10 ネオテニー

・大人になっても子どものような特質を保持する

11 子どもは2〜5歳の間に約4万の質問をする

・物事を見るときにレッテルを貼らず分類しない
・4〜5歳は尋ねるのに最も適した状態
 「聞くだけの言語能力」「想像できる神経細胞」
 「レッテルや制約条件をもたない」
→完璧な探求者

12 経営に必要なクエスチョン

「あなたの会社は何のために存在するのか?」
「会社が最も素晴らしかったとき、私たちはどんな
 存在だったのか」
「もし会社から追い出されたら新CEOは何するか」
「世界が切望しているものは何か」
「このビジネスは生活を本当によくするか」

13 クエスチョン・ストーミング

・ブレストは仲間からの圧力で自由な連想に限界
・アイデアをひねり出すのではなく、疑問や質問
 を生み出す場に→クエスチョン・ストーミング
・質問を考えるほうが自由な発想と豊かな創造性を
 発揮し物事を考えられる
・ベストアイデアは選べないがベストクエスチョン
 は選びやすい

14 HMW(How Might We)どうすればできそうか?

・どうすればこれをできるか(can)
 これをどうすべきか(should)は暗に自分で判断
・IDEOのCEOティム・ブラウンもHMWを推奨
・might(できそうか)はアイデアが実現するかも
 しれないし、しないかもしれないが、まぁどちら
 でもいいじゃないかのニュアンスが大事
・weは皆んなで取り組む、お互いのアイデア土台

15 リーダーは「最高質問責任者」になるべき


・大組織のリーダーは質問が下手
・答えを出すのがうまかったから出世
・問いを生み出すとしても実務的
 「これはいくらかかるの?」「責任者は誰だ」
・事実を答えよ式質問は日常業務を回すにはいいが
 これからのビジネスはリードできない
・答えは相対的、常に変わっていく
・曖昧さを心地よく思い、積極的に受け入れる

16 センスメイキング能力

・変貌する複雑な環境の中で、何が起きているか
 理解する能力がこれからのリーダーに問われる

17 ミッション・クエスチョン

・ミッション・ステートメントから変換
・問いの形に変えることで、人の参加と協力実現

18 キャリアの問い

「20年経ったときにキャリアを振り返って自分は
 何を成し遂げたと言いたいか?」
「自分を描く一文は何か?」
 →リンカーンは「合衆国を守り奴隷を解放』
「自分の一文にふさわしくなるにはどうすれば
 いいだろうか?」

19 そもそもなぜこの山を登っているのか?


アメリカの高校教師ディビット・マカロー
学生たちが頑張りすてきる風潮に反応、卒業式で
スピーチ

「旗を立てるためではなく、挑戦を受け入れ空気を
 楽しみ、景色を眺めるために山を登りなさい」

「世界が君たちを見るためではなく、君たちが世界
 を見るために登りなさい」

20 探求を避けてしまう4つの理由

①非生産的に言える(答えのほうが生産的)
②問うべきタイミングが今と思えない(先送り)
③正しい問いを知ることが難しい
④答えが見つからなかったらどうしようと不安

21 自分に対する問い

「絶対に失敗しないとわかっていたら、
 何に挑戦するだろうか?」
「自分が間違っている確率はどれぐらいか?」
「どうしたら自分を常に奮い立たせられるか?」

「自分は何を言いたいのだろう?」
「なぜそれを言う必要があるのだろうか?」
「これまでになかった方法でそれを言えたら
 どうなるだろう?」
「どうすればそれができるだろう?」

問いを常にに持ち歩くことが大切。
インスピレーションは予想もしない波として
あなたのもとにやってくる。