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UDSの新オフィスが内定しました。来年の移転
を目指してこれから一気に準備に入ります。

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8/22に早速、慶應SFCの井庭先生、井庭研メンバー
と朝から3時間かけて新しいオフィスの設計与件と
なるようなFuture Languageワークショップを実施。

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今の代々木オフィスをリノベーションする際にも
同様のワークショップを行いました。

たまたまUDSのオフィス移転が重なりましたが、
最近、改めて『働き方』に関する情報量が増えて
いると感じます。

震災後の2011年から「つながり」や「ソーシャル」
「起業」をキーワードに、シェアオフィスや
コワーキングスペースが一気に出来始め、UDS
でもLEAGUE事業がスタートしました。

ここ最近は、地方創生やワークライフバランスの
トレンドが重なり、メディア露出も増えています。

トレンドは抜きにして、これから益々問われるの
が自分らしい『働き方』だと思います。

ただこの『働き方』という言葉、かなり広範囲な
概念を含んでいながら一人歩きしがちなので
使い方は慎重にしたい言葉ですね。

例えば、8月の内閣改造で新設された「働き方
改革相」でうたわれている働き方改革は主に
 
・同一労働同一賃金の法規制化
・解雇の金銭補償ルール
・60歳定年退職制の見直し
・長時間労働の法規制

など、働き方というよりは労務法規、雇用ルール
に関わることで、それはそれで大事ですが、個人
の新しい選択肢につながる類いではありません。

自分なりに、『働き方』の概念整理をすると
広義から狭義に向かって4つほどあると考えます

①雇用の選択

単純な分類は、雇用されるか、されないか

雇用される範囲の中でも正社員からアルバイト
までいわゆる非正規社員と呼ばれる分類があります。

雇用されない範囲はもっと幅広く自営・個人事業主
・フリーランサー・起業等、定義は曖昧ですが。

細分化すれば私のような経営者も株主からの委任
契約という1つの選択肢にはなると思います。

②職数の選択

単純な分類は、本業のみか副業ありか

パラレルキャリア、ダブルワークスなどで説明
されるように、複数の仕事を対等な力加減で
携わる人も増えてきてますね。

③場所の選択

単純な分類は、いつも同じオフィスか他もあるか

三三が神山町に設けて話題になったサテライト
オフィスや二拠点オフィスなどは②との関係でも
出てきています。

背景にはwi-fi、スマホの浸透により、どこでも
仕事ができるインフラ環境の整備があります。

④時間の選択

単純な分類は、通常勤務か短時間勤務か

今のところは育児・介護など期間の際に正社員
の立場ながら勤務時間を短くする。

あるいは「社員をサーフィンに行かせよう」という
本にもなったパタゴニアに代表されるように時間数
だけでなく時刻の概念も社員側に一任するなど。
http://www.amazon.co.jp/dp/4492521658

いずれにしても、私が一番大切だと思うのは
自分のキャリア、働き方は自分で考え、自分で
つかみとっていくことです。

その際のスタートはやはり自分が何をやりたいか
どうなりたいかを考え尽くすことにあります。

もちろん、社会や会社の環境・ルール改善に依る
ところも大きいのですが、本質は自分の
「〜たい!」という意志だと思います。

上記のような『働き方』に関するセミナーやワーク
ショップなど、私も仕事柄よく行きますが、
大企業の中堅の方々が集まってることも多いです。

意見も積極的に出て、議論も活発にされるのですが
どうもそれで終わってるように見受けられ、個別に
話をしていても、で、結局何をしたくて、何をする
ためにそのような働き方を望むのか?と聞いていく
とボヤッとしていることが多いです。

全員が全員ではないと思いますが、なんとなく今の
仕事・上司・組織に対する不満、所属組織への権利
主張、悪く言えばワークライフバランストレンドへ
便乗した福利厚生要求、と言いたくなるような人た
ちがいることも事実です。

UDSで『働き方』について考えることはとても大事
ですし、経営・人事的にも最優先課題の一つです。

制度先行、トレンド踏襲に陥るのではなく主体的に
自分ごととして、何をしたくて、どうなりたくて
新しい働き方の選択肢をつくっていくのか、
継続的に議論していきます!