14日(日)から16日(火)まで、新卒16名と
近江八幡で研修合宿をしてきました。

新卒研修

昨年から開始した合宿、趣旨としては同期で
しっかり「腹を割る」こと。

UDSはワクワクするまちづくりをビジョンに
掲げている通り、地域や人に喜んでもらう、
称賛してもらうことを目指しています。

そのためにはスキルはもちろんですが、表面
的でなく、個人が考え抜いた想いを熱く伝え
ていくことをしない限り、表面的な綺麗事で
終わってしまうと思っています。

これは企画、設計、運営いずれにも言えるこ
と。特に海外や地方などで仕事をする際には
アウェイの環境になり、理屈や経験だけでは
相手の心は開けず、相手の本音が引き出せな
ければ、いいモノ、サービスはできません。

そのために、机上ではなく現地、現場に身を
おき、同期・先輩社員とリアルでフラットな
話し合いを行い、自分と相手の情熱をしっか
りと共有しあうために合宿をすることにして
います。

合宿中はことあるごとに車座になって話し合
いました。

これは今月佐久穂町に開校したイエナプラン
スクールで毎日実践しているサークル対話と
同様の趣旨です。

年齢、性別、経験、役職を問わず全員が全員
の表情をわかりフラットに、自分の意思で、
自分が話したい時に想いを伝える手段です。

UDSらしさの大切な一つ、自由でフラットな
組織の基本となることであり、創造力の源泉
にもなると考えています。

今年はUDS滋賀オフィスのある滋賀県近江八
幡市のまちや倶楽部を合宿地として選び、
UDSで運営のお手伝いもしている、建物内ゲ
ストハウス「Machiya Inn」斜め前のホステ
ル「Little Birds Hostel」に宿泊、職住一体
で濃密な3日間を過ごしてまいりました。

テーマは「ほとばしれ!新卒」

ほとばしるの言葉の意味どおり
1. 勢いよく飛び散る
2. 激しく流れ出る
3. 噴き出る

何もできない入社2週間後の状態だけに学生
時代に学んだことや、小知識を振りかざすの
ではなく、今、自分が考え尽くせる限りこれ
以上脳みそを使えない、自分のことは話せな
い、人の話を聞けない、という自分の限界を
知ることにチャレンジしてもらう趣旨で企画
しました。

また、初日にUDSが受託しているMachiya
 Inn、Little Birds Hostelの実状と運営に関
するレクチャーをカンラの山本さん、
2日目には部屋の清掃、ベッドメイキングの
実習講師としてカンラで新卒4年目の三好
さん(休日出勤:御礼!)、3日目には
同様に宮垣さん(休日出勤:御礼!)が
駆けつけて頂きました。

実務的な合宿のミッションは2つ

①個人:パッションステートメント
(10年先の〇〇をつくる、
   そのために今情熱を注ぐこと)

②チーム:旧増田邸の宿泊施設へリノベ
(宮村さんが取得し、UDSで受託している
 リノベプランを3チームに分かれて企画・
 設計・運営の立場からプレゼン)

以下、合宿のサマリーです。

【1日目】

冒頭で、私から改めて
「なんのために働くのか」
「何ができるのか」
「個体識別のために必要なこと」
をテーマに、添付の内容でキックオフディス
カッションを行いました。

【2日目】

▼仲屋町(すわいちょう)通りの掃除
▼朝食のおにぎり
▼屋上で朝食
▼三好さんからレクチャー
▼清掃!

▼近江八幡現地調査
▼旧増田邸リノベ企画
▼三浦さんから企画レクチャー

【3日目】

▼本番のプレゼン

初日のパッション・ステイトメントでフィー
ドバックに時間がかかり、翌日午前中に残り
のメンバーを。

その後に、自然発生的に新卒同士、お互いの
ことを指摘しあったり良いこと、悪いことを
自発的に言い合えたことはこの合宿の最大の
収穫だったと思います。

もう一つのミッション、リノベプランづくり
は私や三浦さん、寺尾さん、金子さんから、
たくさんのダメ出しが出て難航を極めました

特に、内容もさることながら、学生時代と違
ってUDSのブランドで実現性のある責任ある
企画をつくるのは初めての体験。

極めて短い時間ながら夜を徹してつくりあげ
たプロセスそのものは良い体験でした。

プレゼンには宮村さんだけではなく近江八幡
市役所、観光物産協会、商店街理事の方々、
隣接の居酒屋店主など、とてもリアルな方々
に1チーム15分ずつ、プレゼンさせて頂けま
した。

この時、頂いたコメントをもとに、実際に
UDSで受託している内容なので、今後、
本格的につめていきます。


最後に、この合宿を通して、新卒、先輩社
員投票で3つの賞を表彰しました。

①BEST PRESENTER
(3日間を通してもっとも良いプレゼン)

②BEST PASSIONATOR
(もっとも印象的なパッションステイト
 メント)

③ほとばしり大賞
(合宿のテーマ「ほとばしる」をもっとも
 体現してくれた人)

▼BEST PRESENTER:アンナさん!
(ハンガリー語のプレゼン・インパクト)


▼BEST PASSIONATOR:石井さん!
(新卒最年少!20歳の情熱伝わる)

▼ほとばしり大賞:松本さん
(合宿の空気を変えた貢献大)

合宿前後で、明らかに新卒メンバーの表情
が変わり、何より同期間のぶっちゃけ感が
出てきたのは良かったです。

チームで何かをつくる難しさも、これから
日常的に体感することになりますので、良い
経験だったと思います。

とは言え、何かができるようになったわけで
はありませんので、今週末の配属決定を経て
来月から、好奇心と感謝を忘れずに貪欲に、
1日も早く仲間からの信頼を得てクライアント
から指名がくる存在を目指してください。

みなさん、お疲れ様でした!
新卒に限らず、至る所で、このような合宿が
できていくと良いですね!

私自身も改めて学びと気づきに溢れた3日間
となりました。

寺尾さん、大谷さんをはじめ企画、準備、
協力頂いた先輩社員のみなさま、
本当にありがとうございました!

(2019/04/21_マネジメントだより_455)