水曜日に都農町で町民と10年後のまちの
グランドデザインをLEGO®︎SERIOUS 
PLAY®︎を使って楽しく話し合いました。

土曜日には薩摩川内市スマートハウスの
5周年イベントの目玉企画として、子ども
向けにLEGO®︎マインドストームを使って
プログラミング体験を開催しました。

いずれも、地方市町でLEGOには触れる
ことの少ない地域、初めて触れた人もいまし
たが、大人も子どもも開始早々、笑顔や歓声
をあげながらそれぞれのワークを進めること
ができました。

改めてLEGOが思考やコミュニケーションツ
ールとして有用であることを実感しました。

LEGO®︎SERIOUS PLAY®︎とマインドストー
ムのルーツは同じで、MITのパパート教授が
提唱した「コンストラクショニズム」という
教育理論がベースとなっています。

簡単に言えば、何かをつくる経験こそがもっ
とも効果的な学びになるという考えです。

あーだこーだと考える前に、
まず手を使ってLEGOをつくり、
つくったものを見ながら
なぜそれをつくったのか?
なにをつくりたかったのか?
自分が考えていることを考えることを推奨し
ています。

設計や料理など、手仕事、手を動かして考え
る仕事の多いUDSでは親和性の高い考えだと
思います。

考える前にまず手を動かすことで、人見知り
で内向的、ワークショップなどに出ても意見
を言えないような人も積極的に参加ができま
す。

自分の作品をみんなから楽しくフィードバッ
ク受けることで自然と打ち解け参加者全員が
フラットに話し合いに参加できることになり
ます。

また、立体的に思考が進むため、模造紙とポ
ストイットでは出てこないようなアイデアも
多数出すことができるのも利点の一つです。

特に、地方のまちづくりや、属性の異なる
多世代での話し合いなどでの場では有効に
機能すると実感しています。

ファシリテーションの仕事が多い私個人に
とっては、模造紙とポストイットに辟易し
ているところもあるので、新鮮味という意
味でも、とてもポテンシャルを感じる手法
です。

基本的なスタンスはPlayful Leaningなので、
楽しく考える、遊びと学びを同化させること
です。

今後、学校教育の中においても可能性はある
のではないかと感じています。

何れにしても、世の中で言われている以上に
創造的な思考や、参加者のアイデアを引き出
し合意形成していくプロセスはより一層求め
られていきます。

事業に直接の関わりは問わず、自分の担当
業務でビジョンメイキングやチームビルディ
ングの必要性がある際には、LEGOを活用し
て面白くできないか、ご相談下さい。

新しい事業のニーズになるかもしれません。

LEGOを活用したワークショップやブレスト
など積極的にトライアルを重ねて、自分た
ちならではの思考メソッドをつくっていきま
しょう!

(2019/10/27_マネジメントだより_482)