システム思考と言われると敷居が高いが、日々の実務で部分最適ではなく
全体最適の必要性を痛感し思考の肥やしにしてみました。
「システム思考」は分厚くて難解なので「システム思考教本」読みながら
なんとなく頭に入れた程度で、今後の手引書って感じでしょうか。
日常の仕事でも見えている部分だけではなく、要素のつながりをたどって
全体の構造を見ることで、真の解決策が見つかることは思い当たりました。
また、繰り返し起こる問題は人が悪いのではなく構造に問題がある。
自分や他人を責めることよりも、その状況を繰り返し引き起こしている
現在の構造を見抜き、構造を変えることに注力すべき、という内容は
経営の現場でしでかしがちだったので良い反省につながりました。
メンタル・モデルの克服は、自分にとっても重要な課題。
思い通りにものごとが進まないとき、「自分は何を知らないんだろう?」
「何を見逃してるんだろう?」と考えられるかですね。難しいけど。。
行動や思考パターンの違いは、能力や資質だけではなくものごとの見方の差、
想定事項の範囲・視野の広さによるものだと共感しました。
あと、興味深かったのは行列に並んでいるとき「自分が長い行列の被害者」
と思うのではなく、視点を変えて実は「自分も長い行列をつくっている加害者の1人」
と考えると問題の見方が広がるなぁと。
最後に耳の痛い内容は「押し付けビジョンは願い下げ」。
「経営ビジョン」の言葉だけ覚えても、ただの飾り物にしかなりません。
その意味が組織に浸透してはじめて、人を動かす「共有ビジョン」となる。
ビジョンには主体者意識(オーナーシップ)を感じてもらう事が必要。
押しつけられたビジョンには、反感は抱いても共感は生まれない!
肝に命じます。
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